融資については「4.融資について」で簡単に説明をさせていただきましたが準備は出来ていますでしょうか?各業者様から取り寄せた見積もりから最終的に申請金額の決定を行います。
基本的に脱サラや新規開業時において、大きな投資をすることは難しいと思いますので、まず、自己資金の3倍を申請金額の目安にします。
融資総額の中に含まれるモノは
1.建築費
2.器具・設備
3.備品
4.採用募集費
5.開業前人件費
6.開業前仕入れ費
7.許認可申請費用
8.ユニフォーム
9.広告宣伝費
10.開業前トレーニング費用
11.運転資金
などです。
この費用の合計額が先の申請金額の目安を下回っていれば大きな問題はありませんが、上回っている場合、費用分配の変更を考えてください。特別な条件が揃わない限り融資金額は増えません。ということは融資金額目安内で事業が成立するように計画の見直しが必要だということです。大きな投資をしたからといって大きな売上につながるとはいえません。効率の良い投資を考えましょう。
私の今までの経験では修正工事は必ず発生しますし、開業前トレーニングの人件費や食材費も結構な金額がかかります。総予算の分配時に忘れがちになりますので注意してください。
上記のような注意点を踏まえ、融資申請金額が決定しましたら申請書類を開業計画書と一緒に提出します。注意点は何回も言うようですが「連帯保証人」と「自己資金」です。
申請後、申請先より面接の日時の連絡がありますので日時を決め、面接を行います。面接時には事業計画と資金についての質問がありますので、事業についての展望や考え方、数字上の質問に関しては
自信を持って答えられるように準備しておきましょう。面接時に計画に問題がある場合、その問題箇所について面接官が面接時に色々とアドバイスをしてくれますのでよく聞いてメモしておきましょう。その時点で書き直してもう一度申請する必要が出てくる場合もあります。
面接官も人の子ですから申請者の態度如何では面接自体がうまくいかない場合もあります。心穏やかに話をしましょう。面接後、書面にて融資の可否が連絡されてきます。早い場合は1週間、遅くとも2〜3週間で連絡はあるはずです。
融資が可能の場合は「11.助成金の申請」に進めますが、不可能の場合は事業計画の見直しや融資申請金額の見直しが必要です。 |