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業務内容開業しよう!外食産業勉強会
9.厨房機器、サービス機器の決定

「8.開業計画を作ろう!」では設備投資は枠を設けて、その範囲内で行いましょうという話をさせていただきましたが、設備投資の中で大半を占めるのは厨房機器、サービス機器です。

まず、厨房機器ですが自店のメニュー構成から必要な厨房機器を考えて行きます。

例えばラーメン屋を例に考えていきましょう。すでにメニューの大筋はこの段階では決定しているはずです(「7.メニュー決め」参照)。メニュー構成はラーメンを主体に餃子、唐揚げ、チャーハンがあるとします。ラーメンスープは1種類として最低必要な厨房機器を考えて見ましょう。第一にスープ用のコンロです。どれ位の大きさの寸胴でスープを取るかにもよりますが最低2つは必要です。スペースが許すなら3つあっても良いでしょう。1つは調理用、1つは継ぎ足し用、もう一つは翌日分という具合に使い分けます。
次に餃子の焼き方ですが市販の餃子焼き機を使用するか鉄鍋を使用するかで違ってきます。餃子焼き機は枠の区切っていない広いタイプと2連、3連式の分けて調理するタイプがあります。
自店のメニュー構成や人員配置を考えて決定しましょう。鉄鍋の場合は15席に1つくらいの割合でコンロが必要です。また、専属の人員も必要となります。
揚げ物用にフライヤーも必要です。客席数を考えて大きさを決定しましょう。また、麺を茹でるボイル機が必要です。最後に”あおり”用のコンロも必要です。これで調理機器は最低限揃いました。
そのほかに冷蔵庫、冷凍庫、洗浄器(または洗浄用シンク)、製氷機、ビールサーバー、調理台等も必要です。また、フライパンや麺用バスケット、菜箸、レードル等の調理用具も必要です。
こういった具合に必要な器具を書き出して行き、大きさを測り、図面に落とし込んでいきます。専門的な部分は厨房設備の業者様に任せるのが良いでしょう。

手持ちの資金と相談しながらより良い器具を決定しましょう。

サービス機器のメインはレジスターです。これをPOSタイプにするか通常タイプにするかで大幅に金額が変わってきます。POSタイプは細かな分析が出来、販促や数値管理には絶大なる威力を発揮しますが、使いこなせなければただの高価な箱となってしまいます。金額的にも標準で200万円は超えてきます。(POSレジとハンディーターミナル、プリンターのセットで)リースをかけて使用する方法もありますが、固定費が増えてしまいますので、その辺りは収支計画と相談しながら行っていきましょう。

また、サービス機器ではないですが設備投資としてのエアコンも重要です。小さなお店の場合、厨房の熱気が客席に出てしまい、夏にエアコンが効かなくなる場合もあります。その辺りは設計士の先生と相談しながら決定していきましょう。

厨房機器もサービス機器も高価なものばかりです。新品にこだわらず上手に中古品を組み合わせて投資金額を抑えましょう。

 

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